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memory almost full

ポールさんの新譜「memory almost full」

レーベル移籍(!)して、どんな風に世界観を変えてくるのかと思ったら、…まぁ、そんなに変わらない。

もちろん、オーソドックスということではなくて、”ベーシックなポールサウンド:アルバム独自のコンセプト”の比率が安定しているという意味。今までと同じくらい斬新な部分と、ウイングスみたいな部分が混在している。

ただ、ここ数作続いていた内省的な、ポールさんの私小説みたいな音作りは、今回はやや引っ込み、エンターテイメントな見せ場が増えている。わーい。

小回りの利いたベジェ曲線みたいなベースライン、確信犯ミスマッチなメロトロン、多重録音のコーラスワーク、音のコラージュ、意外な低音ヴォーカル、5曲メドレー、意外な楽器や変なエフェクトがチョコチョコ出てくる遊び心…


うん。「次に何をするか分からない」感が今回のトータル・イメージ。アルバム・ジャケット見ても(なんだこりゃ?)そんな感じじゃないか?

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多分、新興レーベルに移籍したのは、mp3販売を含めたマルチ・メディア市場で音楽業界の淘汰合戦が始まる、その現場に身を置くためなんだろうな。…それにしても、見切り方がすごい。CDはもうダメですか?(やっとこさLPコレクションをCDに置き換えたのに…)

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