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chaos and creation in the backyard
Chaos And Creation In The Back Yard(完全初回生産限定盤DVD付)(CCCD)
ポール・マッカートニー
東芝EMI (2005/09/14)
売り上げランキング: 149


ポールさんの新譜。一聴して。

聴き終えた感想は、”やばい、ポールさん死ぬかも。”

この人は器用すぎて、借り物の音楽フォーマットも自由自在に使いこなせてしまう。そうやっていろんな種類の音楽が練りこまれた百花繚乱なアルバムも捨て難い。でも、今回は陳腐化した他人のフォーマットをつかわず、自分のものになった独自様式で全部通してる。つまり、結晶したエッセンスを出してきた。まとめにかかっているというか…。あるいは、もう一回イエスタデイを生み出そうとしているのか?


テレビ、ラジオにバンバン流れるようなポール・ブランドの”ヒット曲”満載っていうのではない。正直、期待していたのはそういう派手なスター健在アピールだった。しかし…

これは、個人的カテゴリでは「屋根裏で見つけた宝物」に入る。

***

嵐の晩に、はしごを伝って屋根裏の物置を探検していたら、壊れたバイオリンケースの中に、ホコリをかぶったディスクを見つけた。

これ、おじいちゃんのかな?

…窓に降りかかる雨音も雷光も、まったく気にならなかった。暗い部屋には、魔法のように音がこぼれ、絡まり、生きた銀細工みたいに形を変え、ビーズと色硝子みたいに小さく煌いた。

変色したCDのライナーは、もうインクが薄くなって読めない。でも、誰の曲か、なんてどうでもいいや。これは誰にも教えない僕の宝物だ。

***

みたいな。

同じカテゴリには、ドノヴァンの「a gift from flower to a garden」 とか、ケイト・ブッシュの「the kick inside」とか、トレイダーホーンの「morning way」あたりが入る。


ポールさんのもう一つの職人芸も久しぶりに聴きたい。トリッキィでも破綻しない完成度の高い作品。次は、それで。だから死ぬなよー。

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